夢をつかって

行きたくないなあって思いが強いときはこうすることにしている。行かないで部屋にいるじぶんはもうだいたいなにをしているか予想がつくので、まるで夢をみてるんだとおもって行ってみようと。行きたくない場所なのではなくて、そこは夢で行く場所なんだと。そういうつもりで、出かけてみることがある。おっくうなときは。夢をつかって。夢みてるとおもって。

この記事を書いた人
yagimotoyasufuku
柳本々々(やぎもと・もともと)1982年、新潟県生まれ 川柳作家
安福 望(やすふく・のぞみ)1981年、兵庫県生まれ イラストレーター