髪の一部たちは手放して生きる

髪はいつまでわたしのものなんだろうか。わたしはいつ禿げ落ちるんだろうか。でもときどきそんなに髪をぜんぶわたしのものにしなくても、髪の一部たちはもう解放してあげてもいいのかな、とおもうこともある。うしなうって、いいことだから。

この記事を書いた人
yagimotoyasufuku
柳本々々(やぎもと・もともと)1982年、新潟県生まれ 川柳作家
安福 望(やすふく・のぞみ)1981年、兵庫県生まれ イラストレーター