彗星がお茶漬けの端にころんころん

ものをつくっていると、いろんなことは起こるし、決着がつかないこともある(三谷幸喜さんの『ラヂオの時間』みたいに)。

でも、ものをつくることの秘密は、いろんなひとが交錯していくなかで、これしかないんだというような妥協点をみつけることなのかなあともおもったりする(三谷幸喜さんの『王様のレストラン』みたいに)。

星のようにひかる妥協点を。そうして、それを、つづけてゆく。かたちになったものが星になってころんころんところがるみたいに。

この記事を書いた人
yagimotoyasufuku
柳本々々(やぎもと・もともと)1982年、新潟県生まれ 川柳作家
安福 望(やすふく・のぞみ)1981年、兵庫県生まれ イラストレーター