スカートの星を払って逢いにいく

現代川柳にはたくさんの〈逢いにいく〉構文があって、それぞれの愛のかたちがあらわれている。むかし、会いにいったらとってもこまった顔をされたことがあった。よわったなあ、というかんじだった。会いにいったら猫を抱いて迎えにきてくれたこともあった。こういうことってあるよなあ、というかんじだった。ちょっとだけれど、そのちょっとのなかにいろんなひとがいた。

この記事を書いた人
yagimotoyasufuku
柳本々々(やぎもと・もともと)1982年、新潟県生まれ 川柳作家
安福 望(やすふく・のぞみ)1981年、兵庫県生まれ イラストレーター