スナフキンの起こした風に木の葉散る
早朝にひとに会いにいっていたときがあって、そのとき早朝のアニメとしてムーミンがやっていたので、ムーミンを見てから会いにいっていた。
ティーティーウーというスナフキンを好きな小動物がでてくる。かれはスナフキンをすごく慕ってる。ねえねえあなたなんでもしってるんでしょう、あなたってすごいひとなんですよ、と。
つれないスナフキンは、あっちいきなよ、という。そうですか、わかりました、と小動物は肩を落とし帰ろうとするが、そうだ! 名前をぼくにつけてくださいよ、という。そのときスナフキンが彼につけてあげた名前が、ティーティーウーだった。はじめは元気に、さいごはすこしさびしげに終わる名前。それが、ティーティーウー。
そんな考え方ができるなんてスナフキンはちょっと短詩人はいってんじゃないの、とわたしは思った。わたしは家を出た。