ボロボロになって素直な青でいる
さいきんボロボロになってきてしまって、道を歩いていても、身も心もボロボロだなあとおもうことがある。かつてのひとたちに今であったらなんといわれるだろう。くるとこまできたもんだねえ、と、わらって、ほほえんで、いわれるだろうか。
是枝裕和監督に『歩いても 歩いても』という映画があった。樹木希林さんのひとを憎む演技がすさまじかった。憎むというのはこういうことかともおもった。愛するということも。ひとはしんでも・いきてるひとはわすれない。あるいてもあるいてもたどりつけない。