猫の眼のあるとこに猫春の夜

勇気がなくなると読んでいる本がある。

岩館真理子・大島弓子・小椋冬美の『わたしたちができるまで』で、漫画家である岩館さんたちの小問仕立てのインタビュー集になっている。

そこで話されていたことは、いろんなことがあるなかでの、つづいていくこと、しあわせなこと、ふしあわせなこと、ふしぎなながれのことで、いきていくってそういうことの全部だよなあと読みながらおもっている。

読みたくなるたびに部屋からなくなってしまうので、そのたびに買っている。別れても、なんども出会い直せばいい。こわさないで。

この記事を書いた人
yagimotoyasufuku
柳本々々(やぎもと・もともと)1982年、新潟県生まれ 川柳作家
安福 望(やすふく・のぞみ)1981年、兵庫県生まれ イラストレーター