猫貸してっていって無視される

ときどき無視される。ひとにも、ねこにも。

わたしは書けるが、猫は書くことはできない。でも猫には意見も理由もあるだろう。猫の感じる速さや重さや時間があるだろう。

猫のめをみていて、そうおもった。みつめられて。かってにとわれて。

猫を書く、ではなくて、猫が書く、を可能にするにはどうしたらいいんだろう。アリスのようにチェシャ猫にしつもんできないわたしたちだけれど。

この記事を書いた人
yagimotoyasufuku
柳本々々(やぎもと・もともと)1982年、新潟県生まれ 川柳作家
安福 望(やすふく・のぞみ)1981年、兵庫県生まれ イラストレーター