文豪・森鷗外が1922(大正11)年に亡くなって、2022年7月9日で100年となります。
その記念すべき日を前に、鷗外直筆の広告文が春陽堂書店の倉庫から見つかりました。

【発見の経緯】
東京都中央区倉庫内に保管している春陽堂書店の資料の一部を整理する過程で、2022年5月半ば、鷗外の筆跡を思わせるこの資料が見つかりました。
翌6月、鷗外研究の第一人者である山崎一穎氏に鑑定を依頼した結果、鷗外の直筆であることが判明しました。
【内容】
鷗外晩年の史伝「渋江抽斎」「伊澤蘭軒」「北條霞亭」などの概略を記し、その出版に際して鷗外自ら筆を執った宣伝広告文の原稿で、執筆時期は鷗外の最晩年。
上記3作品ははいずれも、「東京日日新聞」「大阪毎日新聞」に連載されました。この広告文の執筆時点では、まだ書籍にはなっておらず、春陽堂から初めての書籍化を目指していました。

発見された森鷗外の書いた広告原稿

今回の発見を踏まえて、手紙の画像と、山崎一穎氏による詳細な解説を会員制文芸マガジン『Web新小説』7月8日臨時増刊「鷗外特集」に掲載しています。
是非ご覧ください。

2022年7月 株式会社 春陽堂書店