この夏、春陽堂書店がお送りする新刊のご紹介です。
当メディアサイト連載小説の書籍化『つがいをいきる』(松井久子・著)『十字路の探偵』(吉田篤弘・著)、「Web新小説」(休刊中)連載小説の書籍化『猛獣ども』(井上荒野・著)をはじめ、春陽文庫そして江戸川乱歩コミックなど、様々な色の新作をお届けします。

『つがいをいきる』松井 久子・著

偽りでも、我慢でも、諦めでもない、人生の最終章に見つけた 真実の夫婦愛。
〝幸福な老いの日々とは、「幸せな祖父母」になることじゃない
 互いに「個」として認めあい、労りあい、支えあうことだ〟
2023年の夏から、一年にわたって書かせていただいた、春陽堂書店のweb連載『つがいを生きる』は、同世代の読者に贈る「幸せへのエール」です。
歳をとったら、「幸せになるなんて、考えるだけでも贅沢だ」という風潮の社会にあって、「それぞれが苦労を乗り越え頑張って生きてきた高齢者だからこそ、幸せになる権利があるのです」と、顔を上げ、胸張って言ってみたかった。
また、ほんものの幸せを手にするときは、やはり幾つになっても多少の痛みをともなうのだという、人生の真理についても——。
この度、幸いにもネット連載の終了から時を置かず、一冊の書籍にしていただいた 『つがいをいきる』。ぜひ手に取って、頁をめくる愉しさを味わいながらお読みください。
私自身の体験をもとに紡いだ「老いの物語」を鏡にして、本の中にあなたの人生を映し出していただけることを願いながら。

松井 久子

『つがいをいきる』(春陽堂書店)松井久子・著
サイズ:四六判/208頁
発行日:2024/7/29
ISBN:978-4-394-90488-5
価格:1,870 円

《電子版》

『十字路の探偵』吉田 篤弘・著

誰かが命を落とす前に その事件の謎を解く──────
名探偵・除夜一郎の事件簿。

どうすれば、殺人の起きない探偵小説を書けるか?
この、じつに困難な「?」と格闘しながら書きました。
事件が起き、探偵は推理をします。
しかし、誰ひとり命を落としません。
難しい課題ではありましたが、
人の命を救うのは、たとえ架空の世界であっても、
やりがいのあることです。
格闘の末、一冊の本が出来上がりました。
お読みいただけましたら幸いです。

吉田 篤弘

『十字路の探偵』(春陽堂書店)吉田篤弘・著
サイズ:四六判/仮フランス装/ 272頁
発行日:2024/8/6
ISBN:978-4-394-90489-2
価格:2,200 円
★小社ECサイトでは直筆サイン入りもご用意できます!
※受付は終了しました。

『猛獣ども』井上 荒野・著

「姦通」していた男女が熊に殺された──。

閑静な別荘地で起きた事件は、愛に傷ついた管理人の男女と、6組の夫婦に何をもたらしたのか。
愛の行方の複雑さを描く傑作長編。
「愛の行方」を書きながら、
そもそも「愛」ってなんなのだろうと
ずっと考えていました。

自分にとって大切な小説になりました。

井上 荒野
『猛獣ども』(春陽堂書店)井上荒野・著
サイズ:四六判/仮フランス装/280頁
発行日:2024/8/7
ISBN:978-4-394-98009-4
価格:1,980 円
★小社ECサイトでは直筆サイン入りもご用意できます!
購入手続き画面最下部「注文備考」欄に『サイン本希望』とご入力ください。※数に限りがあります


《電子版》

【春陽文庫】『地獄を嗤う日光路』『天保からくり船』

 『地獄を嗤う日光路』
 笹沢左保・著

 発行日:2024/7/23
 ISBN:978-4-394-90490-8
 価格:1,210 円

 『天保からくり船』
 山田正紀・著

 発行日:2024/7/23
 ISBN:978-4-394-90491-5
 価格:1,320 円

「春陽文庫」の詳細はこちらから!

【コミック】『孤島の鬼』 令和地獄篇

 『孤島の鬼』江戸川乱歩・原案
 作道雄・原作、小川茉莉・漫画

 サイズ:B6判/オールカラー
 発行日:2024/7/8
 ISBN:978-4-394-66007-1
 価格:1,430 円

乱歩コミックシリーズの詳細はこちらから!