大陸に渡った女性の辿る数奇な運命!
2024年11月の新刊、小栗虫太郎『女人果』のご紹介です。
『女人果』

『女人果』表紙イラスト
(装画・横尾忠則)
二百数十名の乗客とともに欧州に向かう汽船・穂高丸に某国のスパイが乗り込んでいるとの報せが無電で届いた。二等運転士の西塔靖吉は洋上でその正体を探る中、社長令嬢・三藤弓子の世話係・吹江伸子が船室で自殺を図っているのを発見する。伸子の手記には、恐ろしい陰謀に翻弄された彼女の半生が綴られていた! 女性たちによる恋と復讐の物語の奇怪な顛末とは──?
≪収録内容≫
「女人果」
<巻末資料>
作者の言葉 小栗虫太郎
推薦の辞 甲賀三郎
百の顔をもつ小説 海野十三
「女人果」連載最終回
『女人果』覚え書き 日下三蔵
≪収録内容≫
「女人果」
<巻末資料>
作者の言葉 小栗虫太郎
推薦の辞 甲賀三郎
百の顔をもつ小説 海野十三
「女人果」連載最終回
『女人果』覚え書き 日下三蔵
┃著者紹介
小栗 虫太郎(おぐり・むしたろう)
1901(明治34)~1946(昭和21)年。本名・栄次郎。東京生まれ。京華中学卒。1933(昭和8)年、「完全犯罪」でデビュー。以後、「後光殺人事件」「聖アレキセイ寺院の惨劇」など法水麟太郎が登場する特異な本格ミステリを次々と発表。長篇「黒死館殺人事件」はその集大成である。その他の作品に秘境小説「人外魔境』、海外を舞台にした作品集『成吉思汁の後宮』など。戦時中に陸軍報道班員としてマレーに赴任した。戦後、疎開先の長野県で急逝。
小栗 虫太郎(おぐり・むしたろう)
1901(明治34)~1946(昭和21)年。本名・栄次郎。東京生まれ。京華中学卒。1933(昭和8)年、「完全犯罪」でデビュー。以後、「後光殺人事件」「聖アレキセイ寺院の惨劇」など法水麟太郎が登場する特異な本格ミステリを次々と発表。長篇「黒死館殺人事件」はその集大成である。その他の作品に秘境小説「人外魔境』、海外を舞台にした作品集『成吉思汁の後宮』など。戦時中に陸軍報道班員としてマレーに赴任した。戦後、疎開先の長野県で急逝。