昭和11年、初めての本格的科学小説! 奇怪なる「地球盗難」に戦慄せよ!
2025年5月の新刊、海野十三『地球盗難』のご紹介です。
『地球盗難』

『地球盗難』表紙イラスト
装画・横尾忠則
矢追村で魔の森と呼ばれている櫟林で巨大な甲虫を見つけた武夫少年は、草むらに飛び込んだまま姿を消した。休暇で村を訪れていた大隅理学士は武夫の行方を捜し始めるが、森の中で奇怪な青い閃光を見る……。洋館に住む老紳士・辻川博士の研究室に隠された怪物の正体とは?
科学のロマンあふれる表題作に加え冒険SF「怪鳥艇」併録。資料として初刊本「作者の言葉」など8篇を収録。
≪収録内容≫
「地球盗難」
「怪鳥艇」
巻末資料
『地球盗難』覚え書き 日下三蔵
装丁・柳川貴代
科学のロマンあふれる表題作に加え冒険SF「怪鳥艇」併録。資料として初刊本「作者の言葉」など8篇を収録。
≪収録内容≫
「地球盗難」
「怪鳥艇」
巻末資料
『地球盗難』覚え書き 日下三蔵
装丁・柳川貴代
┃著者紹介
海野 十三(うんの・じゅうざ)
1897(明治30)~1949(昭和24)年。本名・佐野昌一。徳島市生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、逓信省電気試験所の技師となる。本名で科学解説や読み物の記事を書く一方、海野名義で「遺言状放送」などのSFを発表した。28年、「新青年」に「電気風呂の怪死事件」を発表して探偵作家としてデビュー。多くの科学小説を発表し、「日本SFの父」とも呼ばれる。代表作に「振動魔」「三人の双生児」「俘囚」「十八時の音楽浴」「蠅男」「深夜の市長」「火星兵団」「浮かぶ飛行島」など。
海野 十三(うんの・じゅうざ)
1897(明治30)~1949(昭和24)年。本名・佐野昌一。徳島市生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、逓信省電気試験所の技師となる。本名で科学解説や読み物の記事を書く一方、海野名義で「遺言状放送」などのSFを発表した。28年、「新青年」に「電気風呂の怪死事件」を発表して探偵作家としてデビュー。多くの科学小説を発表し、「日本SFの父」とも呼ばれる。代表作に「振動魔」「三人の双生児」「俘囚」「十八時の音楽浴」「蠅男」「深夜の市長」「火星兵団」「浮かぶ飛行島」など。