2025年夏、吉田篤弘さんの新シリーズ「吉田篤弘ペーパーバック」の開幕です。
<吉田篤弘ペーパーバック>は、
文庫ではありますが、単行本のように一冊一冊、手づくりでつくりました。手に入らなくなった旧作をリライトしたり、書き下ろし作品を含む新しい短篇集を編んだり。カバーに大きなアルファベットをあしらいましたが、ABC順になっているわけではありません。どこからでも自由にお読みください。どこから読んでも面白い本だけをお届けします。
『ムーンドッグ・セレナーデ』
自分らはもう羊を数えない——。
時計を直し、家具を直し、衣服を直し、カメラを直し、水道管を直し、靴を直す——。
遠くの声を聴き、「尚氏の衝動」に目覚めた男たちが語る連作短篇集。
初収録作品を加えたブラッシュアップ版。
『エレファンツ・ブレス綺譚』
名前のみが伝えられ、どんな色なのか分からないという幻の色<エレファンツ・ブレス>——。
空き地に棄てられていた一本の角を持った自転車。
空の上で三人称の物語を司る<朗読鼠>のささやかな冒険。
母親が書いた小説に登場する「彼女」とわたし——。
序章のみで構成された四つの物語による連載短篇集。
『世界なんて、まだ終わらないというのに』
世界でただ一人、電球を交換するオペレーターである、<電球交換士>の十文字扉——。
「ヤブ」と名乗るおかしな主治医に「不死身(かもしれない)」と診断され、永遠に終わらない命がもたらす憂鬱と向き合ってきた。
古きよきものが次々と消えてゆく<ミナト町>を舞台に、いくつもの謎めいた事件に翻弄されながら、はかなくてやさしい小さな光を守っていく——。
『奇妙な星のおかしな街で』
人生の楽しみは、「幸福な時限爆弾」をいくつ仕掛けられるかにかかっている——。
傷だらけの机に人の世を学び、笑うカラスに出会って、虹の根元を通り過ぎ、持ち運びのできる「夜」を夢想する。
奇妙な星=地球の、おかしな街=東京に生まれ育った著者が、一度も行ったことのない「遠いところ」を望みながら、面白おかしく綴ったエッセイ集。
【吉田篤弘/既刊案介】『十字路の探偵』
前代未聞の探偵小説。唯一無二の“吉田篤弘ワールド”です。
サイズ:四六判/仮フランス装/ 272頁
発行日:2024/8/6
ISBN:978-4-394-90489-2
価格:2,200 円(税込)
































