週刊もともと予報
-ことばの風吹く- / 10月20日
星月夜 星はかわらないからね コンビニのおでんが好きで星きれい 神野紗希(『光
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宇宙一すなおな蛸と鹿に会う 眠ろうとしたんだけれど、ぜんっぜん眠れなくって、魂が
はい、と答える 時をかけたくないのかも むかし、「世界最後の日に、ここにいたい、
ごめんなさいここにかみさまはいません 川合大祐さんの句集『リバー・ワールド』を読
みんな鬼なの?いま未来なの? 日曜よ ともだちがこきゅうについてはなしていて、「
みずうみにふたり浮かんで再放送 映画『バベットの晩餐会』がテレビでやっていた。
はぐれないように毛布をかけている 「なんだかそう思ったんだけれど、こないだ『スタ
永久歯の周辺にある秋ですね 恋愛ってなんだろう。 岩松了さんが、恋愛は二人だけで
会いましょうの隣にあったごめんなさい 綾波レイは「おはようってなに?」とひとにき
でも、できます。の世界にはいる すこしこころがうろうろするようなきもちになって、
花火的冷やし中華にある永遠 そうしたくて、冷やし中華を食べにいった。 冷やし中華
ラメ入りの八月すきなひとといる 前田敦子についてゆうじんと話をしていた。 「黒沢
銀色の口語しっぽを曲げちゃうよ ふときがつくと、悲しいだった、悲しいだった、とこ
とてもこまるよ青で満席の空 さいきん、俳人の阿部完市の色紙を買った。 いもう
傷ついた虎から虎がはえてくる 38さいから11年ひきこもり続けた「ひきこもり先生
ミルキーウェイたぬきの借りた舟にのる 自転車に乗って走っていたら、たまたま狸展の
この地球に今も猫は飛来している 猫っていないことがほんとうなんだよね、と言ってい
蝸牛ねむるとふとくなるまぶた 「ものもらいになってしまってまぶたがどんどんふとっ