週刊もともと予報
-ことばの風吹く- / 1月29日
鳥ってこわい 愛の話で追い払われる あなたはすごくいやなやつだけれど、愛されてる
鳥ってこわい 愛の話で追い払われる あなたはすごくいやなやつだけれど、愛されてる
まわり道ずっとベッドのうえではなす 新しい年になっても、ずっとよこになっていたと
ふつうのトレーナーの夜、詩が届く 成人式にいくひとはいつもテレビでスポットを浴び
再会のドーナッツでもわたしとけ パン屋さんで福引きをまわしたら、誰もわたしがまわ
なんでもないひだな なんでもないひだね 星 17歳くらいから書くことの真似のよう
くまたちと終わりにいるのふしぎだね 『スター・ウォーズ ジェダイの帰還』で、さい
熊(たにん)がどういうわけかたすけてくれたふしぎ メリークリスマス、と声にだして
遠い戦争星いっぱいのシャツをぬぐ ぼたんをいじってたら、ぼたんがとれてしまって、
ひとりでばーむくーへんいえでくう 「これはなんなの? って、まるい、電灯にひかる
まちがって影が帰ってくる 冬に入るまえに、ぞうやゆきだるまや詩人が仲間になるゲー
捨てられない捨てられないと11月にいう 散歩していたら、あるいていたひとが、「き
まってまって バームクーヘン だったようなきもするし 詩の教室「buoyの会」に
べつのせかいのすみにゆらめくちいさなふたり 干からびた君が好きだよ連れて行く
超ハッピーエンド まってまってまって にゃあ まってまってまって、というたしかな
また二人。なんども地球なんだけど さいきん刊行された竹井紫乙句集『菫橋』の最後に
どこにいたって寿司なんだから 現代川柳って、どこにもいきたくない、わたしはここに
ハッピーエンド船にのるとこ思い出す 返せなかった贈り物をいつか返すためにずっと生
もしもし、今です。ええ、光です。 古畑任三郎で、「古いゆうじんに会う」という回が