今日のもともと予報
-ことばの風吹く- / 8月17日
うん、波でいいよ うん、じゃあ波で 困ったなという顔をして、こんにちは、と言われ
うん、波でいいよ うん、じゃあ波で 困ったなという顔をして、こんにちは、と言われ
ぬぼーっとしてるロボットだなあ リンデンのソフビをずっと見ているうちに、やきもの
はじめからしまいまでいるかくれんぼ こどもの頃、助け鬼という鬼に捕まって手を伸ば
筋肉だけ増えてどんどん暗くなっていく せきしろさんと又吉直樹さんの自由律句集『ま
わざわざきけんなことをしないようこんこんとねむる 世界はきけんでいっぱいだから、
彗星がお茶漬けの端にころんころん ものをつくっていると、いろんなことは起こるし、
霊とかフィギュアとか女の子とかいろいろでてくる 山で もともと予報ってなんなんだ
「酔いざめの花がこぼれるこぼれる」山頭火 七月廿三日 曇──晴。 とてもよく寝た
鍵と水を持ってふたりで歩き抜ける ホテルを幽霊みたいに歩く女の子がいて、「幽霊み
どの底ですか?あの底はじゅうぶんです 十代のころ、ずっと底にいたので、もうあの底
自由律の俳人、種田山頭火が生まれた山口県防府(ほうふ)市には、山頭火ゆかりの場所
鳥の巣を叩いたせいで鳥に包まれる 映画の影響なのか、鳥がこわく、いつかタルコフス
天使大渋滞わたしの未来のために ピアニストのフジコ・ヘミングさんが、じぶんがどう
鳩ばかり出してくるので別れます 美容室からでてきたひとが、さようなら、ありがとう
あたらしいいえにきた猫のような蚊 電車に乗っていたら、わたしの頭上で、これからど
どっと孤独 ふっとねむってしまい、ぱっととつぜんめざめたときの孤独はなんだろう。
あまいだめなにんげん(苺のにおいがしてる) 苺なのか苺なのかと責められる←これも
髪がのびてくるお風呂あらっているときに 可能性っていっつも今でしかない。未来から