今日のもともと予報
-ことばの風吹く- / 6月29日
ながねんやってきたベテランの羊飼いみたいにおだやか 私はかなしくなるとこんらんす
ながねんやってきたベテランの羊飼いみたいにおだやか 私はかなしくなるとこんらんす
「ぼくは眼はわたさないとおもうよ」「わたしはいいわ。目はいいわ」 むかし、ぱっと
それくらいの運命がちょうどいい 哲学者のウィトゲンシュタインが、ひとの考え方の値
「きょうなぜかはやく起きてでもこういうループからぬけだすタイミングってあるひとつ
映画の後半みたいな風 あう前に 「あのさ」「はいはい」「きょうなぜかはやく起きて
眼鏡だけ残る運命 「ぼくなんかはだんだんとうめいになっていって、さいしゅうてきに
日曜を待ち切れなくて水になる 水に弱いひとたちについてよく考えるのだが、たとえば
ちょっとずつ忘れてたもの思い出す フジテレビの「ボクらの時代」で、俳優の鈴木浩介
ソファーが来るまでの待つような会話 青いソファーがくるという。ソファーがくるなら
大きな傘に入るちょうちょもくまも俺も むかし、傘をわすれたら、次に会うときまでそ
元気だろうか。で始まる手紙 もちろんあなたに 「この手紙はいつおわってもそれはそ
いい孤独 孤独だけど、いい孤独だよ、と言ってたひとがいて、いい孤独があんのか、と
なんどもなんども書けばいいねうんも風も渦も 詩人の高橋順子さんが夫で作家の車谷長
ぼんやりが飛び火してゆくあのひともあのひともあのひとも炎上 わたしはぼんやりが好
「なんだか白昼夢みたい」「思う存分ふわふわしてていいのよ」 ふわふわしてていいの
撃たないでください謎のやさしさに触れる 俳句ってなんなんだろうとよく考えている。
罠か 道をあるいていたら、『それがいいわ』という本が落ちていて、拾いたくなったが
ドラゴンが理由で喧嘩するひとたち 昔、ディズニーランドの、夜空を船で飛ぶ、ピータ