
目羅は如何にして殺人者に?
プロバビリティーの犯罪、偶然を装って人を殺す犯罪を目指す目羅は、その殺人美学をどう実行していくのか。目羅の細心かつ大胆な手口を、上野顕太郎と山田一喜の漫画家同士が生み出していく。江戸川乱歩の名作短編を超える試みにチャレンジした意欲作。
『目羅博士の不思議な犯罪|江戸川乱歩シリーズ2』

異色の軍事小説が青春物語に
偉大な飛行士・飯島に憧れる百瀬肇(ハジメ)は陸軍航空隊に入隊する。戦況が厳しくなるなか、アメリカ本土を爆撃する秘密兵器を開発中の五十嵐博士と出会い、パイロットに指名される。ところが五十嵐博士が何者かに襲われ……。乱歩唯一の軍事ミステリーを大胆にコミカライズ。
『偉大なる夢1|江戸川乱歩シリーズ3』

今、地方起業こそチャンスあり!
地方での起業は今、ブルーオーシャンです。地縁がない高知で全財産50万円から起業した著者の会社は年商2億円に成長しました。地方で職を探すのでなく仕事をつくることは可能性があります。起業のヒント、地方での人脈づくり……。著者の実体験をもとに解説しています。
『まったく新しい「地方で起業して成功と自由を手に入れる」方法』

忘れえぬ人大林宣彦の思い出
映画を心から愛し、作り続けた大林監督が2020年に世を去って3年半。監督の最愛の理解者で、プロデューサーとして62年共に歩んだ妻が、その映画人生、多くの人に愛された素顔を語る。盟友・山田洋次監督と大林恭子の対談収録。小津安二郎、黒澤明、角川春樹監督らの逸話も。
『笑顔と、生きることと、明日を 大林宣彦との六十年』

池波正太郎の初期傑作短編集
新選組結成に参加し、新選組最強の剣士と言われた永倉新八の血なまぐさい日々を描く表題作、気の進まない仇討ちを藩主から厳命された奥用人と助太刀に選ばれた藩士たちの旅路の意外な結末を描く「黒雲峠」など、池波正太郎の多彩な魅力にあふれる初期傑作短編集!
『竜尾の剣』

横溝正史時代小説傑作編三弾
旗本・矢柄頓兵衛は若いころから主君・徳川家康に従い戦場を駆けめぐった強者。すでに泰平の世になり、武士が堕落ゆく様を嘆いた頓兵衛は、毎月一回一門を集めて自らの体験をユーモアたっぷりに生き生きと語り伝えていく。その語り口と人柄につい読み耽ってしまう傑作短編集。
『矢柄頓兵衛戦場噺』―横溝正史時代小説コレクション3―

女たちの静かで烈しい闘い!
大坂城の大奥にて豊臣秀吉の夫人たちが繰り広げる凄まじいまでの闘争、それに翻弄される千利休の娘・お吟の行く末は──第三回直木賞受賞作に輝いた表題作『天正女合戦』及び『武道伝来記』を含む、海音寺潮五郎の傑作短編集。
『天正女合戦』

横溝正史時代小説第2弾!
江戸城秘図の争奪戦、西郷隆盛の密書、謎の密偵・狐―。幕末の動乱期に起こる謎の事件。菊水兵馬の活躍を描く時代ミステリー!行近の事件で構成された連作集> 横溝正史のストリーテラーとしての面目躍如・実在の人物が入り乱れて展開する物語集。
『菊水江戸日記』 ―横溝正史時代小説コレクション2―

蝶野正洋、待望の新刊!
リストラ、役職定年などで背負っていた肩書がなくなったとき、どう生きていったら いいのか? 自己プロデュースの達人である蝶野正洋がアドバイス。プロレスラー、 アパレルメーカー経営者、社会貢献活動、タレントと多彩な活動を通じたメッセージは必読!
「肩書がなくなった自分」をどう生きるか
《電子版》

言語から読み解く横溝正史
なぜ、同じ横溝正史作品でも時代によって文章が変容するのか? 編集、校正を経て繰り返し出版される横溝正史の作品群―各書に掲載された文章を徹底比較。ことばや表記の異なりは正史が意図したものなのか? 日本語の名探偵が解き明かす!
『横溝正史の日本語』

アイヌの誇りよ、永遠に!
NHK「100分で名著」でも取り上げられた「アイヌ神謡集」の編纂翻訳をした知里幸恵をモデルに、いわれなき差別に苦しみながらも、伝統と文化を残そうと生涯をささげた一人のアイヌ女性の物語。今秋ロードショーの映画「カムイのうた」のコミカライズ。
『カムイのうた』

「笑い」と「涙」 30年の物語
「日系ブラジル人」がデカセギのため来日した彼らの目に「日本」そして「日本人」はどのように映ったのか──。イッセー尾形が宮藤官九郎の脚本 で一人芝居! NHK「ワタシたちはガイジンじゃない!」(2021放送人グランプリ優秀賞)を形作った、日系ブラジル人の貴重な体験談を書籍化。
『「ワタシたちはガイジンじゃない!」日系ブラジル人「笑い」と「涙」30年の物語』

横溝正史時代小説第一弾!
幕末の動乱期を背景に活躍する好漢・菊水兵馬を中心にさまざまな人物が入り乱れ展開する大河ミステリー!十万両に及ぶ江戸幕府の隠し財産の行方を軸に、吉田松陰、桂小五郎、西郷隆盛ら実在の人物も出てきて大きく展開、横溝正史の真骨頂。
『菊水兵談』-横溝正史時代小説コレクション1-

日本伝奇小説の神髄!
江戸で起こる奇怪な連続殺人事件。死体の両眼には、銅銭が二枚…傍らには、覆面の殺人鬼…偶然出会った若い二人は惹かれあうも運命の奔流に引き裂かれていく- なぞと激情が交錯する角田喜久雄の代表作!
『髑髏銭』上巻

幻の古銭をめぐる争奪戦!
古銭をめぐる闘い、次第に明らかになる謎、父祖の怨みと熱い志、深い恋―幻の古銭の秘密が記された書、謎を解き明かす者には……父祖の怨み、高潔な志の成就は?! そして、若い二人の絆の行方は―。運命の物語は衝撃の核心に向かう!