映画監督にして作家の松井久子さんによるオリジナル連載小説。
「結婚」という形を選択した90歳と77歳の男女の日々の心の機微を描きます。


この度、当連載が本になりました!
記念すべき第1回は引き続きこちらでご覧いただけます。
続きはどうぞ本を手に取ってお楽しみください。

 ≪≪作品紹介≫≫
『つがいをいきる』
(春陽堂書店)松井久子・著

春陽堂書店オウンドメディア連載『つがいを生きる-90歳と77歳の新婚記-』待望の書籍化。


2023年6月2日
つがいを生きる-90歳と77際の新婚記-
第1回 「婚姻届」

プロフィール

松井 久子(まつい・ひさこ)
映画監督・作家。
1946年東京出身。早稲田大学文学部卒。雑誌のライター、テレビドラマのプロデューサーを経て、1998年『ユキエ』で映画監督デビュー。2002年の『折り梅』は公開から2年で100万人を動員。2010年公開の3作目は世界的彫刻家イサム・ノグチの母の生涯を描いた日米合作映画『レオニー』。2013年春からはアメリカをはじめ世界各国で公開された。その後ドキュメンタリー映画『何を怖れる フェミニズムを生きた女たち』『不思議なクニの憲法』を発表。2021年2月には小説『疼くひと』で75歳の作家デビュー。2022年11月に2作目の小説『最後のひと』を上梓。