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著者:北大路翼
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発行日:2020/6/10
ISBN:978-4-394-99002-4
価格:1,980 円(税込)
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昨年、NHKにて放映されたドキュメンタリー「ラストトーキョー“はぐれ者”たちの新宿・歌舞伎町」にもその活動が取り上げられた話題の俳人・北大路翼による三冊目の句集。 これまでの“アウトロー”とは異なる、加藤楸邨からの”本格派”の系譜。 「後ろ向きに見える句が増えたが、気持ちは前に向いてゐる。」 二〇一七年以降の作品から厳選収録した第三句集。 新宿の片隅から世の中を憂う 帯推薦文は、映画監督・白石和彌氏(「凶悪」「日本で一番悪い奴ら」「孤狼の血」など)
手触りが今年の髭になつてくる アロハシャツ貰つた瞬間から似合ふ ちよつとした仕草がすべて雪遊び 釣り銭が散らばつてゐる春炬燵 初夢の頰に残りし蹄跡 褞袍着て人生ゲームでも未婚
北大路 翼 (きたおおじ・つばさ) 1978年5月14日生まれ。神奈川県横浜市出身の俳人。小学5年生頃に種田山頭火を知り、自由律俳句をマネたモノを作り始める。反抗期に俳句がぴったりと同調。高校在学時、今井聖に出会い俳句誌「街」創刊と同時に入会。童貞喪失を経て詩誌「ERECTION」に参加。2011年、作家・石丸元章と出会い、屍派を結成。2012年、芸術公民館を現代美術家・会田誠から引き継ぎ、「砂の城」と改称。句集に『天使の涎』(邑書林)(第7回田中裕明賞受賞)『時の瘡蓋』(ふらんす堂)。編著に『新宿歌舞伎町俳句一家「屍派」アウトロー俳句』(河出書房新社)『生き抜くための俳句塾』(左右社)『半自伝的エッセイ 廃人』(春陽堂書店)など。