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著者:小栗虫太郎
本のサイズ:A6判(文庫判)/448ページ
発行日:2024/11/25
ISBN:978-4-394-98013-1
価格:1,265 円(税込)
ご注意あれ。 ひとたび読み始めたら もう逃げられません! 吉田篤弘(作家) 『黒死館殺人事件』著者の隠れた傑作! 大陸に渡った女性の辿る数奇な運命! 小栗虫太郎のことを思うと、私はいつもおセンチにならざるをえない。虫太郎が「完全犯罪」をひっさげて、「新青年」に登場したのは、昭和八年の七月号である。その摩訶(まか)不思議の構想と玄妙(げんみょう)晦渋(かいじゅう)な文体は、たちまち多くのファンを魅了し、虫太郎もまたファンの期待にこたえて、つぎつぎと傑作を発表し、ここに小栗虫太郎時代を現出した。虫太郎はいまでも多くのファンを持っているが、ことに虫太郎文学の集大成ともいうべき「黒死館殺人事件」のごときは、日本推理小説ベスト・テンに挙げる人もすくなくない。 横溝正史 (「小栗虫太郎とピンチヒッター」より) あらすじ 二百数十名の乗客とともに欧州に向かう汽船・穂高丸に某国のスパイが乗り込んでいるとの報せが無電で届いた。二等運転士の西塔靖吉は洋上でその正体を探る中、社長令嬢・三藤弓子の世話係・吹江伸子が船室で自殺を図っているのを発見する。伸子の手記には、恐ろしい陰謀に翻弄された彼女の半生が綴られていた! 女性たちによる恋と復讐の物語の奇怪な顛末とは──? 解説・日下三蔵 装画・横尾忠則 装丁・柳川貴代
女人果(にょにんか) 巻末資料 作者の言葉 小栗虫太郎 推薦の辞 甲賀三郎 百の顔をもつ小説 海野十三 連載最終回 『女人果』覚え書き 日下三蔵
小栗虫太郎(おぐり・むしたろう)(著) 一九〇一(明治三十四)〜一九四六(昭和二十一)。本名・栄次郎。東京生まれ。京華中学卒。一九三三(昭和八)年、「完全犯罪」でデビュー。以後、「後光殺人事件」「聖アレキセイ寺院の惨劇」など法水麟太郎が登場する特異な本格ミステリを次々と発表。長篇『黒死館殺人事件』三五(昭和十)年は、その集大成である。その他の作品に秘境小説『人外魔境』、海外を舞台にした作品集『成吉思汗の後宮』など。戦時中に陸軍報道班員としてマレーに赴任した。戦後、疎開先の長野県で急逝。