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著者:海野十三
本のサイズ:A6判(文庫判)/456ページ
発行日:2025/5/28
ISBN:978-4-394-98017-9
価格:1,375 円(税込)
この人のことをわれわれSF作家は 現代SFの始祖の一人として 敬愛している。 筒井康隆(作家) 昭和11年、初めての本格的科学小説! 奇怪なる「地球盗難」に戦慄せよ! 海野十三がはじめて「新青年」に登場したのは昭和三年の四月号だが、当時の編集責任者 は私であった。しかし十三がほんとに作家として売出したのは、私のつぎの編集者延原謙の時代から、さらにそのつぎの編集者水谷準の時代だった。(中略)売り出すとあとははやかった。ことに少年科学小説作家としては、またたくまに第一人者となり、当時の少年物専門の出版社ではドル箱的存在であった。 横溝正史 (『探偵小説昔話』所収「海野十三と敗戦日記」より) あらすじ 矢追村で魔の森と呼ばれている櫟林で巨大な甲虫を見つけた武夫少年は、草むらに飛び込んだまま姿を消した。休暇で村を訪れていた大隅理学士は武夫の行方を捜し始めるが、森の中で奇怪な青い閃光を見る……。洋館に住む老紳士・辻川博士の研究室に隠された怪物の正体とは? 科学のロマンにあふれる表題作に加え冒険SF「怪鳥艇」併録。資料として初刊本「作者の言葉」など8篇を収録。 解説・日下三蔵 装画・横尾忠則 装丁・柳川貴代
地球盗難 怪鳥艇 巻末資料 『地球盗難』覚え書き 日下三蔵
海野十三(うんの・じゅうざ)(著) 一八九七(明治三十)〜一九四九(昭和二十四)年。本名・佐野昌一。徳島市生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、逓信省電気試験所の技師となる。本名で科学解説や読み物の記事を書く一方、海野名義で「遺言状放送」などのSFを発表した。二八年、「新青年」に「電気風呂の怪死事件」を発表して探偵作家としてデビュー。多くの科学小説を発表し、「日本SFの父」とも呼ばれる。代表作に「振動魔」「三人の双生児」「俘囚」「十八時の音楽浴」「蠅男」「深夜の市長」「火星兵団」「浮かぶ飛行島」など。