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トップ > 著者名から選ぶ > か行 > 今野真二 > ことばのみがきかた 短詩に学ぶ日本語入門 (春陽堂ライブラリー 3)
著者:今野真二
本のサイズ:四六判 256ページ
発行日:2020/11/7
ISBN:978-4-394-19502-3
価格:2,860 円(税込)
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短いことばで、 「伝えたいこと」は表現できる 曖昧な「ふわふわ言葉」では、 相手に正確な情報を伝えることはできない。 「ことがら」・「感情」という「情報」を伝えるために、 言葉を整え、思考を整える術を学ぶ。 本書は「ことばをみがく」ことをテーマにしているが、人間は考えながらことばを使う。十分に考えないでことばを使うと失言をする。「失言」という語は、ことばの使い方を間違ったということを思わせるが、だいたいの「失言」は言い間違ったのではなく、十分に考えていなかったことに起因する。言い方がよくなかったのではなくて、よく考えていなかったために、不十分なことばがアウトプットされてしまったということだろう。(略)文、文章を書き、読むためには一定のスキルが必要だ。それはたしかなことであるが、スキルをあげていくためには、同時に思考も磨く必要がある。(本書より)
はじめに 人間と言語との関係/はなしことばと書きことば/ことがらと感情 第一部 いまの日本語 事と心/抽象と具体 第一章 「(ことがら)情報」の言語化:ゆるむ枠組み 美しい日本語・豊かな日本語――筋を通す/「筋」を支える言語の構造・枠組み――対義・対句 「筋」を支える言語の構造・枠組み――類義/比喩表現/スライド 第二章 もっと簡単に! 情報と言語量 抽象と具体/「皆さん」と「わたしたち」/抽象と具体のバランスを取る 修飾部分に着目する/短歌のパラフレーズ 第三章 バランスのよい言語化 誰が何に共感するのか?/「ことがら」と「感情」/「【感情】情報」の伝え方・読みとり方 比喩によって「【感情】情報」を伝える/比喩によって「【ことがら】情報」を伝える 再び「共感」をめぐって 第二部 感情・感覚の伝え方 読者はわかってくれない⁉/言語を共有すること/斎藤茂吉小史/スペイン風邪 「自然」と「自己」がひとつになる「視点」 第一章 斎藤茂吉の短歌をよむ 斎藤茂吉の『赤光』をよむ/連作の意図/情報の組み合わせ/虚構的【ことがら】情報 具体から抽象へ―写生から象徴へ/岡井隆と吉本隆明のよみ/茂吉の「難解歌」/茂吉の自己劇化 第二章 茂吉と二人の歌人 書きことばと読み手/�猖榾�雄と岡井隆/塚本邦雄のよみ/芥川龍之介のよみ よみの違いはなぜ生まれるか/「私詩」と〈事実〉/岡井隆のよみ 第三章 災後の日本語を考える 関東大震災後のことば/関東大震災後の詩的言語/東日本大震災後の詩的言語 当事者としての私/強いことばでぼんやり、大きく/斎藤茂吉の戦争詠 おわりに
今野真二[こんの・しんじ] 1958年神奈川県生まれ。1986年早稲田大学大学院博士課程後期退学。高知大学助教授を経て、清泉女子大学教授。専攻は日本語学。主な著書に『仮名表記論攷』(清文堂出版、第30回金田一京助博士記念賞受賞)、『振仮名の歴史』(集英社新書)、『消された漱石―明治の日本語の探し方―』『文献から読み解く日本語の歴史』(笠間書院)、『文献日本語学』『「言海」と明治の日本語』(港の人)、『正書法のない日本語』(岩波書店)、『百年前の日本語―書きことばが揺れた時代』(岩波新書)、『漢字からみた日本語の歴史』(ちくまプリマー新書)他、多数。
匂いと香りの文学誌 (春陽堂ライブラリー 1)
野蛮の言説 (春陽堂ライブラリー 2)