春陽堂レトロスペクティブ

「“春陽堂”といえば森鷗外、夏目漱石、泉鏡花、谷崎潤一郎の作品の出版社」という今野真二さんが、春陽堂出版書籍と作品籍を形作る日本語を解説します。
≪≪著書紹介≫≫
『ことばのみがきかた 短詩に学ぶ日本語入門』春陽堂ライブラリー3(春陽堂書店)今野真二(著)
曖昧な言葉で相手に正確な情報を伝えることはできない。「ことがら」「感情」という情報を伝えるために、言葉を整え、思考を整えるすべを学ぶ。

尾崎紅葉と春陽堂

来たる2023年に没後120年を迎えた、明治を代表する作家・尾崎紅葉と春陽堂とのかかわりを、作品と共に堀啓子さんがご案内します。

芥川龍之介と春陽堂

文芸雑誌『新小説』に25編もの小説・随筆を寄稿し、一時、編集顧問も務めた芥川龍之介と春陽堂との関りを、貴重な画像の数々と共に解説します。

山手樹一郎と春陽堂

『桃太郎侍』でおなじみ、”明朗時代小説”という新たなジャンルを切り開き人気を博した山手樹一郎の足跡を、春陽堂の書籍と共に辿ります。

夏目漱石と春陽堂

「春陽堂抜きにして、漱石は語れない」とする筆者が、深く長い夏目漱石と春陽堂の関係の変遷を漱石の著作と貴重な画像から探ります。

泉鏡花と春陽堂

日本のロマン主義文学、幻想文学を代表する作家・泉鏡花と春陽堂の関係と、〝鏡花本〟とよばれる装幀と挿絵の美しい書籍を紹介します。
≪≪関連書籍紹介≫≫
『泉鏡花〈怪談会〉全集』(春陽堂書店)東雅夫・編
アニメや舞台化でも話題を呼ぶ不朽の文豪・泉鏡花。彼が関わった春陽堂系の三大「怪談会」を、初出時の紙面を復刻することで完全再現。巻頭には、鏡花文学や怪談会に造詣の深い京極夏彦氏のインタビューも掲載。令和のおばけずき読者、待望かつ必見の1冊!

近代木版口絵と春陽堂

明治期、盛んに世に出た木版口絵付き書物。その経緯や具体的な作り方まで多彩な資料画像と共にご紹介します。

夢二と春陽堂

大正ロマンの画家として知られる竹久夢二が春陽堂を通して世に送り出した種類の異なる様々な作品を、夢二の人間性と共に紹介します。
≪≪著書紹介≫≫
『竹久夢二という生き方 人生と恋愛100の言葉』(春陽堂書店)竹久夢二・著 石川桂子・編
画家、デザイナー、詩人として活躍し、多種多様な作品を遺した竹久夢二。彼の日記・手紙・エッセイ・詩の中から<人生>と<恋愛>についての言葉を選出。挿絵は大正3年刊行の『草画』から使用。時代を超えて愛される、ロマンチストの格言集。

春陽堂とラジオドラマ

大正時代、報道や語学教育などを目的としつつ視聴者を楽しませるための娯楽として作られたラジオドラマと春陽堂の知られざる関係を解き明かします。