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江戸川乱歩文庫リニューアル版
ついに≪全30巻≫完結、絶賛発売中!

1987年刊行の春陽堂書店「江戸川乱歩文庫」は 国内外で熱狂的なファンを持つ、銅版画家・多賀新による幻想的でエロティックな装画で注目され、 “乱歩と言えば春陽堂”と言われるほど人気を集めました。

リニューアル版 江戸川乱歩文庫 13巻セット ◎オリジナル手ぬぐいつき◎

約30年の時を経て、
より読みやすい乱歩文庫を読者に届けようという思いからリニューアル版の刊行を企画、
2015年2月の『陰獣』を皮切りに『孤島の鬼』『人間椅子』と続き、
2019年12月『幽鬼の塔』の刊行でついに全30巻の完結を迎えました。

読みやすくなった江戸川乱歩文庫リニューアル版をぜひお楽しみください。
なお、人気作品を集めた『13巻セット ◎オリジナル手ぬぐいつき◎』も好評発売中です!

■リニューアル版は従来の乱歩文庫とココが違う!
  • ・文字を大きくし読みやすい
  • ・落合教幸(乱歩研究家)による解説入り
  • ・旧蔵資料を収録

【江戸川乱歩とは】

乱歩ポートレート 写真提供:立教大学江戸川乱歩記念大衆文化研究センター

江戸川乱歩(えどがわ・らんぽ)、本名平井太郎は、明治27
(1894)年10月21日に三重県名張市で生まれた。
早稲田大学で経済学を学びながら、エドガー・アラン・ポーやコナン・ドイル、宇野浩二や谷崎潤一郎などを読む。卒業後、職を転々としつつ小説を執筆。
大正11(1922)年に「二銭銅貨」を完成、翌年、原稿を送った森下雨村(もりした・うそん)の目にとまり、森下が編集していた雑誌『新青年』(博文館)に「二銭銅貨」が掲載された。


「二銭銅貨」は乱歩のデビュー作であると同時に、日本ではじめての本格探偵小説ともいわれている。作品発表の際に付けたペンネーム「江戸川乱歩」は、ポーの名前をもじったもの。以降、「D坂の殺人事件」「孤島の鬼」「陰獣」「パノラマ島奇談」などミステリー史に残る傑作を発表。翻案小説や評論なども精力的に執筆し、幅広い文筆活動を行った。

昭和22(1947)年に探偵作家クラブを結成、初代会長に就任する。
昭和29(1954)年には、現在も続く江戸川乱歩賞も制定され、昭和32年(1957)年からは雑誌『宝石』(岩谷書店)の編集に携わるようになる。昭和38(1963)年には日本推理作家協会が結成され、理事長に就任した。

昭和40(1965)年7月28日、東京都豊島区池袋の自宅で倒れ、70歳でその生涯に幕を閉じる。
乱歩は、名探偵・明智小五郎や、怪人二十面相など、ミステリー史に残る名キャラクターを生み出した。
それらは現在でも、様々な形で映像化や作品化、キャラクター化がなされている。


【春陽堂と江戸川乱歩】

乱歩の初の小説集『二銭銅貨』は、大正14(1925)年に春陽堂「創作探偵小説集」の第一巻として刊行された。以降、『屋根裏の散歩者』や『孤島の鬼』など、春陽堂では乱歩の小説集を数多く刊行してきた。昭和29(1954)年から刊行を開始した『決定版 江戸川乱歩全集』(全16巻)は、生前の乱歩が自ら朱を入れたものである。その後も、現在のリニューアル版『江戸川乱歩文庫』に至るまで、乱歩の書籍を刊行し続けている。

乱歩全集 乱歩全集


【リニューアル版江戸川乱歩文庫について】

「孤島の鬼」書影

昭和62(1987)年から刊行が開始された『江戸川乱歩文庫』(全30巻)は、
銅版画家・多賀新氏の版画を装丁に使用。
一度見たら忘れられないほどのインパクトを持った装丁はカルト的な人気を
集めた。


乱歩リニューアル13巻セット 平成27(2015)年より、旧版の乱歩文庫の装丁はそのままに、『決定版 江戸川乱歩全集』を底本として全面校訂、文字を大きくして読みやすいレイアウトへ変更したリニューアル版の刊行を開始。旧版にはなかった、落合教幸氏の新しい解説を各巻末に掲載し、全13巻を刊行した。


解説には、立教大学江戸川乱歩記念大衆文化研究センターの協力の元、乱歩の原稿や『貼雑年譜』に残された当時の広告など、貴重なビジュアル資料も掲載している。

乱歩影男
執筆の意気込みを語る乱歩(『貼雑年譜』より)/春陽堂書店刊『影男』解説ページ
『貼雑年譜』資料提供:立教大学江戸川乱歩記念大衆文化研究センター

『貼雑年譜』孤島の鬼広告
「孤島の鬼」掲載誌『朝日』新聞広告(『貼雑年譜』より)/春陽堂書店刊『孤島の鬼』解説ページ
『貼雑年譜』資料提供:立教大学江戸川乱歩記念大衆文化研究センター


リニューアル版 平成30(2018)年からは、残り17冊のリニューアル版刊行がスタート。完結に向けて、鋭意編集中である。


リニューアル版「江戸川乱歩文庫」30巻 収録作品一覧

タイトル(発行) 収録作品
『陰獣』(2015年2月) 陰獣/盗難/踊る一寸法師/覆面の舞踏者
『孤島の鬼』(2015年2月) 孤島の鬼
『人間椅子』(2015年3月) 人間椅子/お勢登場/毒草/双生児/夢遊病者の死/灰神楽/木馬は廻る/指環/幽霊/人でなしの恋
『地獄の道化師』(2015年3月) 地獄の道化師/一寸法師
『屋根裏の散歩者』(2015年5月) 屋根裏の散歩者/鏡地獄/押絵と旅する男/火星の運河/目羅博士の不思議な犯罪/虫/疑惑
『黒蜥蜴』(2015年5月) 黒蜥蜴
『パノラマ島奇談』(2015年7月) パノラマ島奇談/白昼夢/鬼/火縄銃/接吻
『蜘蛛男』(2015年7月) 蜘蛛男
『D坂の殺人事件』(2015年9月) D坂の殺人事件/何者/一人二役/算盤が恋を語る話/恐ろしき錯誤/赤い部屋/黒手組
『黄金仮面』(2015年9月) 黄金仮面
『月と手袋』(2015年11月) 月と手袋/ぺてん師と空気男/堀越捜査一課長殿/防空壕
『化人幻戯』(2015年11月) 化人幻戯
『心理試験』(2015年11月) 心理試験/二銭銅貨/二癈人/一枚の切符/百面相役者/石榴/芋虫
『魔術師』(2018年8月) 魔術師
『人間豹』(2018年8月) 人間豹
『幽霊塔』(2018年10月) 幽霊塔
『影男』(2018年10月) 影男
『十字路』(2018年12月) 十字路
『白髪鬼』(2018年12月) 白髪鬼
『吸血鬼』(2019年2月) 吸血鬼
『盲獣』(2019年2月) 盲獣/妻に失恋した男/指
『大暗室』(2019年5月) 大暗室
『暗黒星』(2019年5月) 暗黒星/闇に蠢く
『偉大なる夢』(2019年6月) 偉大なる夢/断崖/凶器
『猟奇の果』(2019年6月) 猟奇の果
『悪魔の紋章』(2019年8月) 悪魔の紋章/モノグラム
『三角館の恐怖』(2019年8月) 三角館の恐怖/地獄風景
『妖虫』(2019年10月) 妖虫/湖畔亭事件
『緑衣の鬼』(2019年10月) 緑衣の鬼/日記帳
『幽鬼の塔』(2019年12月) 幽鬼の塔/恐怖王/悪霊

【「乱歩を読む」書評ページ】

こ春陽堂公式サイトでは、リニューアル版の書評(一部)をご覧いただけます。ぜひ、江戸川乱歩を楽しむ参考にしてください。

「乱歩を読む」
『魔術師』 〜復讐劇、大活劇、恋物語がぎゅっと凝縮された読み応え抜群の探偵小説〜 書評を読む
『人間豹』 〜江戸川乱歩が演出する、野獣対人間の恐ろしくも妖艶なカーニバル〜 書評を読む
『幽霊塔』 〜乱歩の魅力が詰め込まれたおもちゃ箱〜 書評を読む
『影男』 〜人間社会の闇を軽やかに生きるアンチ・ヒーロー〜 書評を読む
『十字路』 〜2つの三角関係が交差する境界線〜 書評を読む
『白髪鬼』 〜モンテ・クリスト伯を超えた、乱歩の生んだ復讐モンスター〜 書評を読む
『吸血鬼』 〜明智小五郎ファミリー揃い踏みの冒険怪奇小説『吸血鬼』〜 書評を読む
『盲獣』 〜現実世界にも波及した乱歩の猟奇的な想像力が展開するスキャンダラスな犯罪小説『盲獣』〜 書評を読む
『大暗室』 〜仇敵どうしの青年たちによる闘争のサーガ『大暗室』〜 書評を読む
『暗黒星』 〜乱歩お得意の怪奇趣味の中に本格探偵小説の歴史が垣間見える『暗黒星』〜 書評を読む
『偉大なる夢』 〜正夢か? 悪夢か? 乱歩のSF風スパイ小説『偉大なる夢』〜 書評を読む
『猟奇の果』 〜変身願望を実現する悪魔のテクノロジー!早すぎた整形小説?『猟奇の果』〜 書評を読む
『悪魔の紋章』 〜科学と怪奇の交錯する指紋『悪魔の紋章』〜 書評を読む
『緑衣の鬼』 〜読者の通俗的まなざしを照射する『緑衣の鬼』〜 書評を読む
パノラマ島奇談

銅版画家・多賀新氏の版画を装丁に使用した
リニューアル版「江戸川乱歩文庫」発売中!