
冷蔵庫をあけると聞こえてくる応援
岩松了さんが、だいたいひとは今おなじ場所にいるひとといっしょにいるんですよ、というふうなことを書いていた。だからじぶんがどこにいるかを確認したかったら、じぶんをみるんじゃなくて、じぶんのとなりにいるひとをみてみるといい。もしくはじぶんのことをそばでみているひとをみてみるといい。そのひとがどんなひとか。たぶんそれがわたしじしんだから。ときどきこんなことばを思い出している。今市子さんのマンガ『百鬼夜行抄』にあったセリフだったとおもうが、主人公はある事件のあとでこんなふうにおもう。『せいぜいじぶんの身の回りにいる者たちを大切にしていけばいいのではないか』 遠くをみるんではなくて、近くをみること。近くに答えがあること。旅なんかしなくても、あなたやわたしの部屋に答えがあるかもしれない。部屋にはまだあなたがみたこともない場所があって。
![春陽堂書店|明治11年創業の出版社[江戸川乱歩・坂口安吾・種田山頭火など]](http://shunyodo.xsrv.jp/blog/wp-content/uploads/2018/04/shunyodo_logo_180325_CS4.jpg)
