直木賞受賞作『恋紅』の第2章、待望の復刊!!

戦後、数多の大衆小説を刊行し、池波正太郎・司馬遼太郎生誕100年を前に復刊を果たした≪春陽文庫≫。
2024年4月の新刊、皆川博子『散りしきる花』のご紹介です。

『散りしきる花』

『散りしきる花』表紙イラスト

吉原の遊女屋の一人娘ゆうが旅役者の福之助に付き添い旅に出てから9年。ゆうは頭取として一座をまとめつつ、唯一の女手としても働きながら多忙な日々を送っていた。
名古屋郊外での興行中、一座の女形の牡丹は、近所で開催された撃剣会に出会った後に失踪してしまう。どうやら愛国的政治結社に身を投じたらしい……。そこから、ゆうにとって大切なものが、静かに、取り返しのつかないほどに、崩れていく……。
維新以降、数多の矛盾を抱えつつ荒々しく変わりゆく明治の世を背景に、直木賞受賞作『恋紅』の主人公・ゆうの「その後」を描く。

『散りしきる花』(春陽堂書店)皆川博子・著
本のサイズ:A6判(文庫判)
発行日:2024/4/22
ISBN:978-4-394-90479-3
価格:990 円(税込)
著者紹介
皆川 博子(みながわ・ひろこ)
昭和4(1929)年、京城に生まれる。1972年、少年向け時代小説『海と十字架』でデビュー。1973年、「アルカディアの夏」で第20回小説現代新人賞を受賞して本格的に活動を開始。推理小説、幻想小説、時代小説、西洋歴史小説の各ジャンルを横断して多彩な作品を数多く発表している。日本推理作家協会賞、直木賞、柴田錬三郎賞、吉川英治文学賞、本格ミステリ大賞、日本ミステリー文学大賞、毎日芸術賞を、それぞれ受賞。