手紙を書く眠る夜に星に着く
わたしが川柳をはじめた頃に出会った竹井紫乙さんに、
干からびた君が好きだよ連れて行く
(句集『ひよこ』)
という句がある。そういういちばん最後から出発できるのが川柳なのかなって今あらためておもう。なにもかもが終わってもはじめられるところに川柳がある。わたしにとってはだから川柳ってそういうものだ。はじめに干からびた句があった。だからぜんぶ終わってもいい。ぜんぶ終わったところからはじまってもいい。
手紙を書く眠る夜に星に着く
わたしが川柳をはじめた頃に出会った竹井紫乙さんに、
干からびた君が好きだよ連れて行く
(句集『ひよこ』)
という句がある。そういういちばん最後から出発できるのが川柳なのかなって今あらためておもう。なにもかもが終わってもはじめられるところに川柳がある。わたしにとってはだから川柳ってそういうものだ。はじめに干からびた句があった。だからぜんぶ終わってもいい。ぜんぶ終わったところからはじまってもいい。