春陽堂書店で出版している料理に関する書籍から、台湾在住の筆者・小河知惠子さんによる地元の食情報満載の新刊『現地発 おいしい台湾 朝・昼・晩』 のご案内です。
ここでは、本文の中の[第3章 台湾の晩]からレシピをひとつご紹介します。
「かんたんでおいしい」台湾のごはんをまずは作ってみませんか?

蚵仔オアジュン(牡蠣と卵のもちもち焼き)




牡蠣や卵と一緒に水溶き片栗粉(地瓜粉やタピオカ粉でも)を焼いて生地にする料理。
和食にはない発想に台湾料理の奥深さを感じます。
❖作り方❖
①牡蠣は大きければ二等分から三等分に切り、白菜の葉先を一口大にちぎる。
②ソースの材料をすべて小鍋に入れ、味噌と片栗粉をよく溶かしてから沸騰させ、少しとろみがつくまで煮る。
③生地の材料をすべて合わせ、よく混ぜ合わせておく。
④フライパンにラード大さじ1を入れて熱し、牡蠣の半量を炒め、火が通ったら、
 生地の半量をお玉ですくって牡蠣を囲むように流し入れる。
⑤外側が透明になって、火が通ってきたら、白菜の半量を被せる。
⑥ゴムベラなどで生地の縁を中心に寄せ、卵をひとつ割り入れ、軽く崩しながら、白菜がしんなりするまで火を通す。
 ④~⑤をもう1枚分行う。
※台湾の食材で※
地瓜粉(さつまいもでんぷん)がある場合は、片栗粉と置き換えてください。
よりプリッとした食感を楽しめます。
[本レシピについて]
★計量の単位は、大さじ1は15ml、小さじ1は5mlです。
★少々は、人差し指と親指の2本でつまんだ量です。
★調理時間は目安です。火力や鍋の大きさで変わりますので、作りながら調整してください。


【新刊】『現地発 おいしい台湾 朝・昼・晩』

台北のキッチンよりお届けする、ガイドブックには載っていない「おいしい台湾」。
台湾の食文化に魅せられ移住した料理研究家が、暮らす前に知りたかったこと、暮らして初めてわかったこと。
「おいしい台湾」を語りつくすエッセイ&レシピ集! 台湾料理と食材を徹底解説します。
『現地発 おいしい台湾 朝・昼・晩』(春陽堂書店)小河知惠子・著
本のサイズ:四六判/並製/オールカラー/136頁
発行日:2023/6/27
ISBN:978-4-394-77007-7
価格:1,980 円


《電子版》

【既刊】『現地発 台湾ルーローハンとお米料理』

料理研究家・小河知惠子さんによる、コラムも楽しい「本場のレシピ集」! 台湾の多様なお米料理を余すところなく紹介しています。
『現地発 台湾ルーローハンとお米料理』(春陽堂書店)小河知惠子・著
本のサイズ:B5/並製/オールカラー/96頁
発行日:2022/8/31
ISBN:978-4-394-77006-0
価格:1,870 円


《電子版》

プロフィール
小河 知惠子(おがわ・ちえこ)
2010年、初めての台湾旅行で、豊かな食材と多種多様な屋台料理に魅せられる。 料理研究家、フードコーディネーターとして雑誌やテレビなどで活躍後、2017年、台湾に短期料理留学。 現地の料理教室で、アンバサダーホテルや圓山ホテルのシェフなどから学び、80種類以上の台湾料理を習得。 ダイナミックな調理法と素朴な味わいにさらに魅せられ、本場の台湾料理を日本で忠実に再現するレシピの開発に力を注ぐ。 台湾料理と台湾が好きすぎるあまり、2019 年から、幼稚園児の息子とともに長期親子留学中。 現地にいるからこそわかる本物の台湾料理や食文化を研究、紹介している。 商品開発、雑誌や新聞へのレシピ提供、テレビ出演など多数。 台北在住。