山頭火と歩く 植田莫の世界【8】
「酔いざめの風のかなしく吹きぬける」山頭火 山頭火にとっては月並みともいうべき
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「酔いざめの風のかなしく吹きぬける」山頭火 山頭火にとっては月並みともいうべき
「捨てきれない荷物のおもさまへうしろ」山頭火 掲出句は「触処(しょくしょ)生涯
「ともかくも生かされてはゐる雑草の中」 山頭火 十一月六日 秋時雨、雨の音と百
「ほろほろ酔うて木の葉ふる」 山頭火 昭和三年の作か。推定すれば故郷である山口
「酔いざめの花がこぼれるこぼれる」山頭火 七月廿三日 曇──晴。 とてもよく寝た
「あざみあざやかなあさのあめあがり」 山頭火 人間の感覚に訴えてくる俳句である
「水に影ある旅人である」 山頭火 水はものを映す鏡の役割を果たす。じっと動かず
「ここからお山のさくらまんかい」 山頭火 四月廿二日 雨 ── 曇。