世界中の野生動物や自然の風景を追い求めてきた動物写真家・井村淳。なかでもアフリカでの撮影は26年にも及ぶ。彼は今年の4月に、ケニアへ39回目の撮影旅行を終えて帰国した。サバンナの雄大な風景と、そこに生きる野生動物の姿をとらえた撮りおろし作品を、旅のエピソードとともにおくる。

プロフィール
井村 淳(いむら・じゅん)
1971年、神奈川県生まれ。日本写真芸術専門学校卒業。風景写真家、竹内敏信氏の助手を経てフリーになる。公益社団法人日本写真家協会(JPS)会員。チーター保護基金ジャパン(CCFJ)名誉会員。主な著書に『流氷の天使』(春陽堂書店)、『大地の鼓動 HEARTBEAT OF SVANNA——井村淳動物写真集』(出版芸術社)など。
井村 淳HP『J’s WORD』http://www.jun-imura.com/

<動物写真家 井村淳に関する書籍>

<動物写真家 井村淳の連載>
2018年11月16日
動物写真家 井村 淳のケニア紀行【5】
サバンナには、大型のネコ科の仲間が生息しています。それは、ライオン、ヒョウ、チーターの3種類で、「ビッグキャット」と言われています。僕が初めてサバンナを訪れたとき、勉強不足でチーターとヒョウの区別が全くつきませんでした。その生態も知らず、どんな特徴を持っているのかもわかりませんでした。さらに、「まだトラを見てない」と言ったら、「サバンナにトラはいな…

2018年10月15日
動物写真家 井村 淳のケニア紀行【4】
サファリ(Safari:スワヒリ語で旅の意)をする上で大きな障害となるのが雨です。少しの雨なら地面に埃が立たないなど良いこともあるのですが、サバンナの雨季の雨は「ハンパねぇ!」です。バケツをひっくり返してみたことはないので、はたしてその表現が正しいのかわかりませんが、傘をささずに立っていると10秒とかからず全身びしょ濡れになります。

2018年9月12日
動物写真家 井村 淳のケニア紀行【3】
「サファリ(Safari)」とは、スワヒリ語で「旅」という意味です。旅行者が車で動物を見にいくことは、「ゲーム・ドライブ」や「ゲーム・サファリ」と言いますが、それらを単にサファリと言うことが多く、「朝のサファリ」や「午後のサファリ」などと言います。また、広い意味でサバンナを旅行することをサファリとも言います。マサイマラ国立保護区には100軒を超える宿が…

2018年8月20日
動物写真家 井村 淳のケニア紀行【2】
ケニア共和国の首都ナイロビから、野生動物の宝庫であるマサイマラ国立保護区へは、小型のプロペラ機で向かいます。国際線が離発着するジョモ・ケニヤッタ国際空港ではなく、ウィルソン空港という小さな空港から飛び立ちます。乗客の予約状況によって、定員に合わせた飛行機に大きさも変わります。

2018年7月9日
動物写真家 井村 淳のケニア紀行【1】
2018年4月25日、僕は東アフリカに位置するケニア共和国の草原、サバンナに向かうために成田空港に到着しました。車をあずけ、空港のターミナルへと入ります。アフリカのサバンナと聞くと、「熱く乾いた厳しい環境で動物が暮らしている」と想像する方も多いでしょう。ご多分に洩れず、当時20歳の僕も最初はそんなイメージしかないまま、ほとんど下調べもせずにケニア・ツアー…

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