今日のもともと予報
-ことばの風吹く- / 8月6日
鳩ばかり出してくるので別れます 美容室からでてきたひとが、さようなら、ありがとう
鳩ばかり出してくるので別れます 美容室からでてきたひとが、さようなら、ありがとう
あたらしいいえにきた猫のような蚊 電車に乗っていたら、わたしの頭上で、これからど
どっと孤独 ふっとねむってしまい、ぱっととつぜんめざめたときの孤独はなんだろう。
あまいだめなにんげん(苺のにおいがしてる) 苺なのか苺なのかと責められる←これも
髪がのびてくるお風呂あらっているときに 可能性っていっつも今でしかない。未来から
もういちど猿が仲間になる童話 過去にしていたことが意外なかたちで未来につながるこ
「いつもそこにいるひとがいないと眼はのこるとおもうよ」 いつもそこにいるひとがい
ふとったからだで一年前とおなじからだの猫を抱く いろいろないらないものを捨てて部
髪の一部たちは手放して生きる 髪はいつまでわたしのものなんだろうか。わたしはいつ
巨大なわすれものをして家へ帰るどうぶつたちが待ってる家に なにかを致命的にわすれ
おおきくなったりちいさくなったり、わるいことにおぼれたり ときどきレイモンド・カ
「なんとなくあいされるよ、なんとなくあいされてたよ」 せかいのひとびとがきゅうに
鼻と鼻こすりあわせる夢十夜 困ったことはよくやってくるのだが、よく困ったことがあ
こうこうのころこころにのこったこと 夏目漱石の小説を読み出したのは大学の頃だった
ぜんぶわかってたって泣きながら鳥の巣を探す ずっと鳥の鳴き声がきこえていて、近づ
ひとの歯に暗闇で舌がふれる 暗闇の温度って、どれくらいだろう。暗闇の速さはどのく
きょうの夜空のがりがりしてるとこがいいね 詩人の高橋順子さんに、白髪の少女と少年
夜はなんでもしずかにおこなわれる しずかな夜に、吉田鋼太郎さん主演・演出のシェイ