週刊もともと予報
-ことばの風吹く- / 2月26日
ほほえんでつぎのたましいのばん たまたまカフカの『城』をずっと読んでいた。こんな
ほほえんでつぎのたましいのばん たまたまカフカの『城』をずっと読んでいた。こんな
雪女急におなかがいたくなる きれいな景色をみているときに、具合が悪いんですか、と
二月の森へ12センチの鉛筆で こないだポストに本が読んでごらんというかんじで投げ
うしなった火はあなたがもっていればいい いま、紀伊國屋書店新宿本店でしていただい
鳥ってこわい 愛の話で追い払われる あなたはすごくいやなやつだけれど、愛されてる
まわり道ずっとベッドのうえではなす 新しい年になっても、ずっとよこになっていたと
ふつうのトレーナーの夜、詩が届く 成人式にいくひとはいつもテレビでスポットを浴び
再会のドーナッツでもわたしとけ パン屋さんで福引きをまわしたら、誰もわたしがまわ
なんでもないひだな なんでもないひだね 星 17歳くらいから書くことの真似のよう
くまたちと終わりにいるのふしぎだね 『スター・ウォーズ ジェダイの帰還』で、さい
熊(たにん)がどういうわけかたすけてくれたふしぎ メリークリスマス、と声にだして
遠い戦争星いっぱいのシャツをぬぐ ぼたんをいじってたら、ぼたんがとれてしまって、
ひとりでばーむくーへんいえでくう 「これはなんなの? って、まるい、電灯にひかる
まちがって影が帰ってくる 冬に入るまえに、ぞうやゆきだるまや詩人が仲間になるゲー
捨てられない捨てられないと11月にいう 散歩していたら、あるいていたひとが、「き
まってまって バームクーヘン だったようなきもするし 詩の教室「buoyの会」に
べつのせかいのすみにゆらめくちいさなふたり 干からびた君が好きだよ連れて行く
超ハッピーエンド まってまってまって にゃあ まってまってまって、というたしかな