今日のもともと予報
-ことばの風吹く- / 9月12日
最終的にたどり着いたのは、黙ったままで手をつなぎコンビニにゆく 短歌を夢みた川柳
最終的にたどり着いたのは、黙ったままで手をつなぎコンビニにゆく 短歌を夢みた川柳
「星とりなよ」と怒られる これはいい? ときくと、 まあそれはいい、というので
純粋な、きょうはなんにする? のかたち ときどき、バスや電車で、じいっと赤ん坊か
傘は、相変わらず役に立ちません 日比谷線に乗っていたら、むこうのほうから「おれは
電話きてゆるくやさしくいとおしくねむくさびしくちょっとだけすごい 猫と電話させて
新宿駅の花屋で待ち合わせる人を見ている 新宿駅にある花屋で待ち合わせながら、その
風で説明するようになったよね ソファーでイランの映画をみているうちにうたた寝して
バームクーヘンでわたしは眠った 内田百閒に「餓鬼道肴蔬目録」という食べ物の名前を
外は風が強い詩 最終回ばかり集めたマンガのアンソロジーがあっていいなあとおもった
はしってきえようとしてるときに花にきづいて立ち止まる 宮崎駿さんのアニメ『となり
星空に常駐星のカウンセラー どんなに孤独にいきていても、いきているとだんだん味方
「あなた、この星にはじめておりたひとみたいね」 朝の四時くらいにデニーズにいると
しかたのない旅 コーエン兄弟の映画が昔から好きなのだが、かれらの映画では、なんで
なにもかもなくなるってことはないとおもう あなた、ということばが好きなのだが、あ
365日かけて占拠された家 カルロス・フエンテスの「アウラ」という南米の幻想的な
くさはらの隅でふるえていることば 南米の作家フリオ・コルタサルに「占拠された家」
「どうしてジムに通おうとおもったんですか?」「このままだとほろびるとおもったから
僕はたおれていて月光の中あなたがお握りを運んできた 二十台半ばの頃、おにぎりを部